
東京は、本日も真夏日。道ゆく人は汗を吸ってぐっしょり濡れたハンドタオルを手にしていたり、シャツの背中一面に汗じみが広がっていたり……日本の厳しい夏が早くもピークに達しようとしています。
そんな中でお送りする今回のお役立ちコラム、テーマは「夏のデートのニオイケア」です。汗をかいて体のニオイが強くなってしまいがちな夏。ただでさえニオイに敏感な女性は、より注意深くデート相手をチェックしています。
特に、まだお互いのことをよく知らない1回目のデートで「この人、ニオイがダメ」と見なされてしまうと致命的。
せっかくのデートなのに並んで歩くときには距離をあけられて盛り上がらず、次回の約束もできずに自然消滅……ということになりかねません。
そのようなことにならないよう、ここではニオイケアにおすすめのアイテムや日々の生活で気をつけたいポイントについてまとめてみました。
“朝シャン”はNG!
普段、朝からお風呂に入って寝汗を流す、そんなニオイケアをしている方は少なくないと思います。
確かに、特に寝汗をかきやすい今の季節には効果的なニオイケアのひとつといえます。
ただし、シャンプーを使って髪や頭皮を洗う“朝シャン”は逆効果になるケースが多いので要注意です。
夜に1回、そして朝に1回シャンプーを使うような生活をしていると、シャンプーの強力な洗浄力によって頭皮の皮脂が必要以上に洗い落とされ、その反動として皮脂の過剰分泌を招いてしまうことがあります。
頭皮にこびりついた皮脂は、酸化して悪臭を発生させる原因になります。朝にシャワーを使う場合は、お湯をざっと浴びて寝汗を流すのみにとどめる“湯シャン”を心がけましょう。
香水でニオイケア
ニオイをケアするアイテムといえば、定番なのはやはり香水。
体を動かすたびにほのかに鼻をくすぐる芳香が、ニオイに敏感な女性を魅了します。
ここでは、特に落ち着いたオトナの男性におすすめの製品を紹介しましょう。
ブルガリ・プールオム
イタリアの宝飾ブランド「BVLGARI」が生み出した、男性向け香水のキング・オブ・キングスというべき存在が『ブルガリ・プールオム』です。
まずは深みのある豊かなダージリンティーの香り、それからほのかに甘く吸い込まれるようなジャコウ(ムスク)の香りへと変化して長く残り、周囲に印象づけます。
サムライ・ライト
1960~1970年代、完璧なルックスと確かな演技力、そしてダンディズムを絵に描いたようなたたずまいで世界中を魅了したフランスの名優アラン・ドロン。
そんな彼がプロデュースした「SAMOURAI(サムライ)」は、男性向け香水のマスターピース。特に『サムライ・ライト』は爽やか系の香りが特徴的な製品で、夏にピッタリです。
ほのかなフルーツテイストに始まる芳香はバニラとジャコウの香りへと変化し、隣に立つ女性を惹きつけます。
ところで、香水は高温多湿の環境で香りがこもってしまう性質があるので要注意。汗をかきやすい部位につけるとニオイが濃く、強く、しつこくなってしまうので、手の甲や首の後ろなど汗腺が少ない部位につけることを心がけましょう。
日々の食事でニオイケア
汗とともに体のニオイが外に出やすい夏には、体の中からケアをすることも大切です。ニオイの原因としては、日々の食事で摂取するタンパク質や脂質が酸化してしまうことが挙げられます。
また、腸内環境が乱れて残った食物のカスが腐敗し、アンモニアを発生させて全身の血液をめぐり、皮膚からニオイを発してしまうことも原因のひとつです。
このようなメカニズムで発生するニオイを抑えるには、以下のような食品を日々の食事に取り入れることをおすすめします。
抗酸化食品
タンパク質や脂質の酸化を抑える働きがある「抗酸化食品」として挙げられるのは、ビタミンAやC、カテキンといった成分が多く含まれるもの。
カボチャやホウレン草、ニンジンなどの緑黄色野菜。また豆腐や味噌などの大豆製品も含まれます。
飲み物は緑茶がおすすめです。
腸に良い食品
腸内環境を整えて食物をスムーズに消化し、ニオイを残さないようにするために役立つのは、腸を健康に保つ乳酸菌などの善玉菌を増やし、育てる働きがある食品です。
ゴボウやバナナなど食物繊維が豊富なもの、また納豆をはじめ乳酸菌がたっぷり含まれた発酵食品を摂取することを心がけましょう。